人の人生を担う建築のやりがいについて、ハウジングオペレーションアーキテクツ株式会社が語ります。
このサイトは 「ハウジングオペレーションアーキテクツ株式会社」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
建具大工とは障子やふすまななど、家ではなくパーツを主に製作する大工を指します。家は様々な物で構成されていますので、「大工」もまた、様々です。一般的に「大工」と聞けば「家を作る人」ですが、厳密には細分化されており、ふすまや障子、扉などを作る大工を建具大工と称しました。
現代社会ではふすまや障子は「家のもの」ですが、昔は「人のもの」でした。分かりやすく説明すると、引越しの際、ふすまや障子は持ち運んで新居で使うものでした。
つまり、現代社会に準えると冷蔵庫やタンスと同じ扱いでしたので、それぞれが業者に依頼していました。結果、建具大工が生まれたという事情があります。
ふすまや障子のサイズがほぼ同一であるのは建具大工の存在も一因で、持ち運ぶものだからこそ、持ち運んだ先で使えなければ意味がないことから、ほぼ同じサイズで運用されるようになりました。
建具大工は減少傾向にあります。その理由は先にもお伝えしたように、かつて障子やふすまは「人のもの」でしたが、昨今は「家のもの」になっています。引越す際、障子やふすまを持っていく人は現代社会ではなかなかいないのではないでしょうか。
「新居でも使いたい」ではなく、新居には新居で別でふすまや障子が用意されていますので、移動させる必要がありません。そのため、建具大工の出番は新築時のふすまや障子のみです。
昨今は和室よりも洋室(フローリング)の需要が高まっている点もまた、建具大工の需要の低下の一因となっています。一方で、和モダンの人気の高まりを受け、建具大工が再び必要とされるようになっていますが、減少傾向にあることから、こだわりのあるふすまや障子を依頼する場合、工期が長くなることもあります。
建具大工の製作するふすまや障子は大量生産ではありません。質にこだわりを持って作られたものになりますので、大量生産されたものとはやはり質が違います。
特に昨今、和室の需要が低下していますが、裏を返せばそれでも和室をと考えている人は和室にこだわりを持っていることが予想されますので、ありきたりな和室にするのではなく、特別感のある和室にと考えたら建具大工に依頼するのもよいでしょう。
「コストパフォーマンスが高い」と聞くと、安さを連想するかもしれません。しかし、ここでのコストパフォーマンスとは長期的なビジョンでのものです。
建具大工に依頼すれば、高くなります。しかし、質が高いので一般的なふすまや障子よりも壊れにくいとされていますので、「単品での出費比較」として考えると大量生産されるふすまや障子の方が安いですが、長い目で見た時、例えば大量生産されたふすまや障子の場合、接続部分が徐々に劣化していくのである程度の歳月で交換しなければなりません。
当然その都度費用がかかりますが、建具大工に依頼したふすまや障子の方が劣化速度が遅いので、大量生産されたふすまや障子よりも交換回数が少なくて済むので、長い目で見るとコストパフォーマンスも悪くはありません。
建具大工のふすまや障子はいわば「オンリーワン」です。どこででも見かけるようなものではありませんので、優越感・特別感など、所有欲を満たしてくれることでしょう。特に和モダンを注文住宅で依頼するなど和室にこだわりを持っているのであれば、建具大工の制作するふすまや障子は魅力的なはずです。
全体数が少ない建具大工は先にもお伝えしたように、減少傾向にあります。そのため、実際に依頼しようと思った時、建具大工を探すことが難しいです。依頼したいと思っても、見つけられずに工期の関係上断念せざるを得ないケースは珍しくないことでしょう。
長い目で見ればコストパフォーマンスは悪くはありませんが、やはりその場での出費も大切な部分。その点に関してはどうしても一般的なふすまや障子よりも高くなりますし、こだわりを持って作られるので、工期が長くなりますので、注文住宅の場合、ふすまや障子だけ後から完成することになる可能性もあります。
監修
sponsored by
ハウジングオペレーションアーキテクツ株式会社
HOPが一緒に働きたいと考える人柄
ハウジングオペレーションアーキテクツ株式会社(HOP)では、次世代へ受け継ぐ本物の建築づくりにやりがいをもてる仲間を募集しています。
人の一生を見守る家を、HOPと一緒に創造してみませんか?
sponsored by
ハウジングオペレーションアーキテクツ株式会社