一生の家を建てる。建築の“やりがい”を集めました

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大工の種類解説「建て方大工」とは?

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基礎の上に柱や梁(構造材)の組み上げなどを担当する

木造建築や鉄骨造において、基礎の上に柱や梁(構造材)を組み上げて、屋根を葺けられるようにするところまでの工事を担当する大工を「建て方大工」と読んでいます。建物本体の骨組みを作るというイメージを持つと良いでしょう。

「建て方」とは?

「建て方」とは、建築現場において、対象の建物における主要な構造物を組み立てることを意味しています。

木造住宅の場合は、土台の裾付から柱、梁、棟上げまでの作業工程を指します。

棟上げ(むねあげ)とは?

屋根の一番上の部材である棟木(むねぎ)を取り付けることを「棟上げ」と言います。

棟木は、屋根を作るために桁と並行に位置し、最も高いところに配される部材のこと。棟上げのことを「上棟(じょうとう)」や「建前(たてまえ)」とも言います。

建て方の手順を説明

それでは、実際に「建て方大工」はどんな作業を行っているのかをご紹介します。
  1. 基礎工事が完了した後、土台を敷いて床断熱材を設置します。その後、基礎と土台を緊結していきます。
  2. 土台の上に1階の柱を施工します。この日は多くの木材がどんどん搬入されてきますので非常に慌ただしい雰囲気になります。
  3. 1階の柱を仮置きした後、1階の梁や胴差しなどの横架材を組み立てます。梁に加工された「ほぞ穴」に柱の「ほぞ」をはめ込むのですが、さらに強度加えるために筋交いを斜めに取り付けて固定していきます。
  4. 2階の床板を施工し、2階の柱を設置します。その後、2階の梁や胴差しを組み立てていきます。
  5. 小屋組みを施工します。小屋梁に小屋束を立てて母屋を上げて行き、一番高いところにある棟木を上げ、上棟となり建て方完了となります。

建て方が完了した後は、「造作大工」へバトンタッチすることになります。

建て方大工と造作大工を両方行う「施工大工」というものもある

一般的には、大工も分業化されているため、上記で説明してきた建て方を専門にする大工を立て方大工と呼んでいますが、この後の工程を担当する「造作大工」の仕事も一緒に担当するタイプの「施工大工」という分類もあります。

施工大工というのは「建て方大工」と「造作大工」の両方を担当する、いわば施工一筋の家を建てるプロ。骨組みを建てて屋根を作り、さらにその中の細かい大工仕事を行っていきます。

HOP社員に聞いた「大工の仕事」とは?

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