人の人生を担う建築のやりがいについて、ハウジングオペレーションアーキテクツ株式会社が語ります。
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船大工とは、和船や帆掛け舟、屋形船といった「木造船」と呼ばれる船の建造などを行う大工のことを言います。船を作ったり修繕を行ったりするだけではなく、設計も行います。昔は住宅を作る大工と船大工を兼業する人も多く、職業としては非常に長い歴史を持っています。「船番匠」とも呼ばれることもあるようです。
主に木造船を作りますが、木造船は大きく分けると「和船」と「洋船」の2つに分けることができます。和船とは、漁船や丸子船(琵琶湖で使用されている輸送船)、屋形船など。また、洋船とはボートやヨットのことを指しますが、和船も洋船もこれまで受け継がれてきた技術を使って作ってきます。 船大工の特徴としては、木材の選別から設計・施工までを一貫して行うことが多いということ。「曲げ」や「削り」といった伝統の技術と船大工特有の道具を駆使して船を作ります。
船大工は、船を作るときに使う道具を非常に大切にしており、中には50年以上使い続けられる鋸(のこぎり)もあると言います。鋸一つをとっても、その種類は多岐に渡ります。「トオシ鋸」や「ホソバラメ鋸」、「引きまわし鋸」など、それぞれが異なる役割を持つ鋸を使い分けていきます。 船大工が使う道具は、博物館に飾られているようなものから、今でも使われているようなものまで種類が豊富。一部洋式の道具が取り入れられていますが、これは戦後に洋式の造船技術が取り入れられた影響です。
現在純木造船が作られることは少なくなってきましたが、船大工の優れた技術は船以外の部分でも見ることができます。 例えば佐渡島にある「宿根木集落」。これは船大工の技術を生かした集落。地元の船大工が手がけた100棟以上もの板張り家屋が狭い入江にひしめき合っており、佐渡島の観光地としても有名な場所です。 特に有名なのは、集落の中心地に建つ「三角屋」は、土地の形にぴったりと合った三角形の家。決められた土地に合わせた家を建てることができる船大工の技術は必見。また、板張りに使われている板や釘は、もともと木造船に使われていたものなのだとか。ぜひ船大工の技術を目の当たりにしてみてはいかがでしょうか。
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