一生の家を建てる。建築の“やりがい”を集めました

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木造建築士

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木造建築士は、木造建築物の設計や工事監理などの業務を行う、都道府県知事の免許を受けた建築士です。

対応範囲が木造建築に限られ、しかも規模が一定以下の面積であることから一級や二級の建築士と比べると少なく、有資格者は平成31年現在で約1万8千人です。とはいえ、日本の住宅の大半は木造住宅ですから、資格を取得していれば就職や転職に有利であるといえるでしょう。

参照元:公益財団法人 建築技術教育普及センター/建築士(制度全般)

二級建築士と同じく、大学や高等専門学校の建築課程コースを卒業している方であれば実務経験がなくても受験可能ですので、就職後すぐに資格を取得する方も多いようです。

木造建築士ができること

文字通り木造の建築物で、延べ面積300m2以下、2階建ての建物までの設計や工事管理などができます。

日本の戸建住宅の平均延床面積は130m2くらいですから、ほとんどの戸建住宅に対応できますが、3階建て以上の木造建築物は対応できません。

ただし、木造建築に関する専門知識やノウハウは一級・二級建築士よりも高いといえます。上記の規模以内の建物であれば戸建住宅以外にも店舗や施設なども対応でき、場合によっては、古民家移築や歴史的建造物の維持などの仕事に携われる可能性もあるでしょう。

木造建築士になるには?

受験資格について

受験資格は、二級建築士とほぼ同じです。建築に関する指定科目を修めていない方でも、受験資格があります。

学歴や実務経験によって異なり、具体的には以下の通りです。

木造建築士の受験資格

(1)大学(短期大学を含む)または高等専門学校

指定科目を修めて卒業した方(実務経験は、建築課程卒の場合は不要。土木課程卒は1年以上の実務経験が必要です)

(2)高等学校または中等教育

指定科目を修めて卒業し、その後、建築実務経験が3年以上ある方

(3)建築に関する学歴がない方

建築実務経験が7年以上ある方

「建築実務経験」は、建築物の設計や工事監理、指導監督に関する実務など、細かく指定されています。そのすべてを満たし、規定以上の年数経験が必要です。

※平成21年に学歴要件の変更があったため、平成20年度以前に入学された方は要件が異なります。詳しくは、建築技術教育普及センターのホームページ等で確認しましょう。

試験の流れ

試験は「学科」と「設計製図」の2段階方式。学科に合格した方だけが設計製図の試験に進めます。
一級・二級建築士と同じく、学科試験をパスして設計製図の試験は不合格でも、翌々年までの学科試験は免除されます。

学科試験の内容

学科試験は「計画」「法規」「構造」「施工」の4科目です。問題は五択で、問題数は1科目につき25問。1問正解1点の合計100点満点。合格基準点は、各科目で13点以上かつ合計60点以上です(平成30年度の場合)。

試験の時間割も二級と同じく前半と後半に分かれており、前半の3時間で「計画」「法規」の2科目、休憩後の後半3時間で「構造」「施工」の2科目が行われます。

他の建築士資格も同じですが、試験は年に1回です。1日ですべて終了しますので、しっかり準備するとともに、体調管理にも注意しましょう。

設計製図の内容

学科試験に合格すれば、設計製図の試験が待っています。試験内容は、5時間で設計図面を仕上げること。実務では考えられない短時間で仕上げなければなりません。

なお、問題(課題)は事前に発表されますので、練習して望むことをおすすめします。

申し込み方法

インターネットまたは郵送で申し込みます。提出書類について、受験申込書、振替払込受付証明書、写真2枚(縦5.5cm、横4.0cmで申し込み前6カ月以内に撮影したもの)は、すべての受験者に共通です。

これに、学科のみで受験する方(実務経験が不要な高等専門学校以上を卒業された方)は、指定科目修得単位証明書と卒業証明書が、また学科と実務の受験者(中等教育以上の方)は、実務経歴書・実務経歴証明書、建築士試験の大学院における実務経験に係る修得単位証明書が必要です。

実務要件のみで受験される方は、実務経歴書、実務経歴証明書を用意しましょう。

(詳しくは、建築技術教育普及センターのホームページ等で確認できます)

資格の難易度

木造建築士の資格試験は、二級建築士の試験と似ていますが、大きく違うのが合格率でしょう。

平成29年度の全受験者数における合格率は40.1%(二級建築士は24.3%)ですから、一級・二級と比べれば間口が広いといえそうです。とはいえ、油断大敵。しっかり勉強して試験に臨むことが大切です。

学科・設計製図の合格率内訳ですが、学科が48.1%、設計製図が76.0%でした。

木造建築士は、受験者数は毎年500~600人ほど。そのうち9割以上が学生(学歴のみ)で、合格者の平均年齢は23~24歳です。※

※参照元 公益財団法人 建築技術教育普及センター
https://www.jaeic.or.jp/smph/shiken/mk/mk-data.html

若いうちに取得して、実務経験を重ねながら上位クラスの資格を目指している方も多いですから、できるだけ早い段階から勉強を始めておくのをおすすめします。

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